熱帯魚

水槽の大きさ|小さな熱帯魚の楽しみ方

熱帯魚水槽のサイズを選ぶポイントを解説しています。

サイズ別の特徴

このサイトは小さな熱帯魚を小さな水槽で飼育することをテーマとしていますので、ここでは小さな水槽を選ぶポイントについて紹介してみたいと思います。

10リットル以下(20センチ水槽)

主にガラス製かプラスチック製で、まれにアクリル製のものがあります。水量が少ないため、熱帯魚は1匹か2匹にしておきましょう。わずかな種類の熱帯魚だけをじっくり飼育する場合に向いています。

管理が手軽で保温などの維持費もわずかで済みますが、器具類を購入する際には水槽の中に収まるかどうかを十分に確認しておく必要があります。

なお、いくら小さい種類を選ぶと言っても、少なくとも2リットル以上の容量は確保してあげましょう。ファンシーショップなどでは缶ジュースほどの大きさの容器で売られている熱帯魚を見かけることもありますし、そのような容器でも適切な管理を行えば飼えないことはありませんが、こうした環境で熱帯魚に状態良く過ごしてもらうのは極めて困難です。

保温には10ワットから30ワットのオートヒーターが適しています。

主な製品

ネオンテトラ飼育セット(テトラ社)、アクアリウムタンクCU(ニッソー社)、レガーロ(カミハタ養魚社)

20リットル以下(30センチ水槽)

取り回しが楽な扱いやすいサイズで、初めての方にも水草をレイアウトしやすくおすすめです。

このサイズであればソイルも2キロくらいで丁度よい具合ですし、30センチ幅のライトも市販されているなど備品類も充実しています。繁殖用としてペアだけを入れるにも丁度良い大きさです。

保温には30ワットから50ワットのオートヒーターが適しています。

主な製品

クリアスティングレーS(ニッソー社)、レグラスR-300(コトブキ工芸社)

40リットル以下(45センチ水槽)

水草をメインとした水槽に向く大きさです。水草の中でも金魚藻のような形の、いわゆる「有茎水草」と呼ばれる水草はたいへん生長が早く、すぐに水面に達して寝てしまいます。

これを放置しておくと、エサがひっかかって残りエサが出やすくなったり、伸びすぎた水草の下に光が届かず、他の水草が枯れてしまったりするため、こまめに短く切って植え直さなくてはなりません。

水深に余裕のあるこのサイズの水槽なら、こうした管理も少なくて済み、特に多くの有茎水草を植えた場合の管理はずっと楽になります。

保温には100ワットから150ワットのオートヒーターが適しています。

主な製品

ANS-4アクリル(ニッソー社)、クリアスティングレーL(ニッソー社)、レグラスR-450(コトブキ工芸社)


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