優良なショップで健康な熱帯魚を購入するためのヒントです。
熱帯魚ショップによって取り扱っている熱帯魚が様々であるように、サービスもまた、ショップによって相当な差があります。無用なトラブルを避けるためにも、同じ商品を購入するのであれば、やはり優良ショップを選びたいと考えるのは当然のことです。
熱帯魚を通販で購入した場合、配送会社の保管場所や、予測できない突発的な天候悪化によって、輸送中に熱帯魚が死んでしまうことがあります。実は熱帯魚の死着というのは種類によってはそれほど珍しいことではありません。ですから熱帯魚の死着は人ごとなどとは思わず、いつ自分の注文に起こってもおかしくないと考えておくべきです。
そのため、熱帯魚の通販を利用する際には後々にトラブルとならないよう、死着時の対応については必ず確認しておくことが大切です。輸送時の死着については購入者には一切の落ち度がないわけですから、良心的なショップであれば、輸送時の死着については完全に保証されているのは間違いありません。
例えば千匹のネオンテトラを注文したら、千匹すべてが保証対象となるのは当たり前のことですし、このことはそのショップがお客さんの立場に立ったサービスを考えてくれているかどうかを判断する上で重要な目安となります。
また、北海道や沖縄などの離島は死着保証の対象外となっている場合が多いのですが、中にはこうした地域もカバーしている熱帯魚ショップもあります。それはそれだけ安全な輸送に自信があるということですから、より安心できる判断材料になるかもしれません。
競合する他店を意識した形だけのサービスではなく、同じ熱帯魚好きとしてきちんと向き合ってくれるショップであれば、例え予期しない事態が起こった場合でもショップの都合で突き放されてしまうことなく、親身になって対応してもらえます。
ちなみにもし本当に千匹のネオンテトラを注文して一匹だけ死んでしまっていたとしても、クレームを出すのはちょっと待って下さい。良心的なお店であればそうしたことにも配慮して、何匹か多めに入れておいてくれていたりするものです。
熱帯魚をあえて価格だけで比べてみた場合には、だいたい次のような関係が成り立ちます。
安い)熱帯魚量販店<ホームセンター<アクアリウムショップ<デパート・通販専門店(高い
ただし、熱帯魚ショップを選ぶポイントを価格だけで判断することが必ずしも得だとは限りません。それぞれのショップによって熱帯魚の健康状態や取り扱いのある種類も違いますし、たとえ同じ種類であっても、安価な海外養殖や、美しさに磨きのかかっている欧米や国産でのブリーディング、原石のような美しさが魅力の原種など、ショップによって様々です。
特に郊外型の量販店では熱帯魚が次から次へと売れては入荷しますので、必然的に入荷直後で疲れている熱帯魚も多くなりがちですので、そのつもりで購入後のメンテナンスをしっかりすることが大切です。
また、量販店は仕方がないとして、熱帯魚ショップでは入荷した熱帯魚はいったん体調を整えてから販売します。これをトリートメントと言います。中にはこれをあたかも自分の店だけがやっているかのように誇大誇張しているショップもありますが、そうではなく、大小様々な全国のショップが、どこでも影ながらお客さんのためにリスクを負ってくれていることなのです。
いずれにしても、価格、品質、利便性、保証、といったことにおいて、きちんと確認しておくことこそが、結局はもっとも後悔のない選択になるでしょう。
参考サイト:優良ショップの厳選リンク