熱帯魚

熱帯魚の水槽|小さな熱帯魚の楽しみ方

熱帯魚水槽の種類を解説しています。

熱帯魚の水槽について

小さな水槽はディスカウントショップなどで値引き販売されていることの多い60センチの水槽に比べると割高ですが、水草を大量に購入しなくても低予算で美しい水草水槽を手軽に作れますし、保温のための電気代や備品も安くて済むなど小型水槽ならではの様々なメリットがあります。

材質別の特徴

水槽には材質によってそれぞれ特徴があります。ここでは小型水槽という視点からその特徴をみていきましょう。

ガラス水槽

透明度が高く、小さな熱帯魚の繊細なディティールまでも鮮明に見せてくれるのがガラス水槽です。前面の角を「曲げガラス」で作られているガラス水槽は特に美しく、小さな熱帯魚がすみの方にいても観察することができます。

ガラスは重くて割れやすく破片も鋭利なため、取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。このため、体力に自信がない場合には30センチ以下の水槽にしておいた方がその後の管理が楽です。

主な製品

アクアリウムタンクCU(ニッソー社)、レグラスR-300(コトブキ工芸社)、レガーロ(カミハタ養魚社)

アクリル水槽

アクリル製の水槽は透明度もあり、軽くて割れにくく安全ですが、小型水槽にはアクリル製の水槽がほとんどありません。中にはアクリル製の小さな薄型水槽などもありますが、ほとんどの場合、小さくても45センチ以上で、同サイズのガラス水槽に比べると、かなり高価になります。

アクリルは傷がつきやすいので、特にコケ取りを選ぶ際には必ずアクリル水槽に使用できるものを選びます。

主な製品

ANS-4アクリル(ニッソー社)、カリーナ(カミハタ養魚社)

プラスチック水槽

軽くて割れにくく、しかも安価なため、繁殖用などで小さな水槽をたくさん必要とする場合には特に重宝します。プラケースと呼ばれるしっかりしたフタがついているものや、簡易フィルターがついた安価なセットがよく売られています。

プラケースは天窓を開閉できる構造になっていますが、熱帯魚の飼育にはオートヒーターを入れやすいよう、スライド式のプラケースが向いています。鑑賞には向きませんが、実用的で便利な水槽です。いくつも必要なのであれば、同じメーカーの同じ大きさで揃えておくと保管にも便利ですし、水が少なければ二段に積み重ねて使用することもできます。

プラスチック水槽は少し透明度が低く、どうしても微細なキズやゆがみがありますので、繊細な色模様やグラデーションのような色調を持つ熱帯魚の飼育よりは、原色が大胆に配色されたような熱帯魚の飼育に適します。

主な製品

ネオンテトラ飼育セット(テトラ社)、プラケースPC-ミニS(ニッソー社)


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